本土復帰前に琉球政府によって「新正月一本化」が推奨され、現在沖縄では新正月が主流となっていますが、一方で、神仏への御願のために旧正月と新正月の両方を祝う家庭もあります。
私の実家は旧正月なので元旦はおせちもなく普段通りの朝食ですね。
さて、年間さまざまな行事がある地元沖縄。東京に住んでいると忘れがちですが、その琉球文化を大切にして行きたいですね。
旧暦の年の瀬になると、炭を昆布で巻いたお供え飾りや正月料理の食材など普段みかけない商品が店頭に並び、市場やスーパーは買物客で賑わいます。そして家庭では、神仏に正月飾りや盃を供えて家族の健康と繁栄を祈願すると共に、ささやかに新年を祝います。
地元では行事を旧暦で行う為、カレンダーも旧暦が明記されているのが当たり前です。
ここ東京では、なかなか手に入れにくいですね。
そして、4月上旬から、清明祭(シーミー)です。中国から伝わった祖先供養の行事で、お盆、正月と並ぶ沖縄の三大行事のひとつです。祖先の墓に出向き、各家庭で持ち寄った御馳走をお供えしてお墓参りをします。その後は親族揃って墓庭で賑やかな会食を行います。