清明祭(シーミー)だ!!
「清明」とは中国から伝わった「二十四節気」の一つで、新暦の4月5日頃の「清明入り」から、二週間の間に行われる祖先供養の行事です。
家族、親戚で先祖が眠るお墓へ行き、墓庭を掃除しお供え物を準備したら、お墓の前で全員で食事をします。
お墓の前で食事をすることに驚かれると思いますが、シーミーは沖縄ではお盆とお正月と並ぶ盛大な行事であり重要な行事でもあります。
土地の神様に墓が無事に何事もなかったことを感謝した後に、先祖の供養を行い、親戚一同が顔を合わせて仲良く団欒を過ごす様子は、先祖もそれを見て安心したり喜んでもらえたりしていると思っています。
親族、家族が多いとこんな感じかな?
嘘ですよ(笑
写真は、いくつかのお墓が隣同士で、偶然、同じ日にシーミーを行ったからです。
でも、お墓が隣同士って事は、毎年、お会いするって事なんです。これから50年後も100年後も、お隣さんです。
お墓に持参する料理の事をウサンミと言います。
旧盆や清明祭(シーミー)、お彼岸などの行事や法事に欠かせない代表的な料理。
これは中国から伝わった神仏へのお供えで、「海、天、地」の食材を使った料理が正方形の重箱に詰められています。
料理は、カステラかまぼこや紅白かまぼこ、揚げ豆腐、天ぷら、田芋、昆布、ごぼう、こんにゃく、皮付きの三枚肉の9品が基本。大根の煮つけや、白身魚の昆布巻きを代用する場合もあります。お祝い事では豚肉の皮を下に向け、昆布は結びにするなど法事の飾り付けとは若干異なります。
重箱料理をお供えする場合、餅が二箱、料理が二箱をワンセット(チュクン、またはイッチイ)とし、一組はご仏前に向けてお供え、もう一組は手前に並べます。これは仏前あるいは墓庭で、ご先祖様と一緒に同じ料理を食べて供養するとの意味があります。
行事前になるとスーパーのお惣菜売り場などでも売られていますが、ウサンミをおいしく作れてこそ女性は一人前」と手作りにこだわる家庭も!
うちの家系は完全手作りです。ものすごい量でビックリしますよ!!
余るように作ってきているので、それを分け合って持ち帰る事を「ウサンデー」と言います。実に方言は難しい!!
沖縄が嫌いで出て行った私ですが、年間行事の多い沖縄県、その時その時の行事に合わせて思い出してしましますね。本当に地元沖縄の文化を考えさせられます。早くして上京した為、勉強不足ですが一つ一つ沖縄特有の文化を大切にしてゆきたいと思います。
結論から言いますと。。。沖縄出身の方々は、本当に沖縄が大好きだと痛感させられます。
私も含め(笑
次回は、未公開の「護符」のお話をしますね。