NHKスペシャル「調査報告 女性達の貧困~”新たな連鎖”の衝撃~」を視た。正直、見ているだけで心がいっぱいになり苦しい内容だった。
冒頭に、ネットカフェで暮らす母親に14才と19才の姉妹。
そして、8万円のバイト料で、病気で収入の少ないの母親を含め家族4人の生計を支える19才の女性。
結婚など考えられない、余裕がないとつぶやく24才の女性。
親の離婚、病気や様々な理由で貧困に陥り、働いて家族と自分を支え、それでも将来の夢に向かって頑張る女性達を特集していた。
都内のネットカフェに暮らす姉妹は、妹は中学に半年以上行っていない、そして姉も高校を中退してアルバイト。費用が高いからアパートは借りられないと言う。食事は一日一食で、ネットカフェのフリードリンクで空腹を誤魔化す。そして「明日の食事の心配をしない暮らしをしたい」という願いを語る、14才の少女。
小3の娘が「信じられない」と、つぶやく、私もこれ以上言葉が出ない。どうにかならないのか?少しのきっかけだけでも支援があれば立ち上がれるに違いない。
なぜ?生活保護を受けていないのか?本当にギリギリの生活をしているなら、支援を頂いても多くの国民は納得するばすだ。
特集は、まだまだ続いた。
バイトで家族4人の生活を支える19才の女性は、食費は一日500円程度。「どういう風に暮らしたい?」と問われて「朝から働いて夕方に普通に家に帰ってというのが理想」と答える。朝5時から夜まで働いて働いて、無表情で生きているように見えた。
頑張ってほしい。
このを番組を通して、少しだけでも支えてくれる人と彼女達が出会えれば、ほんの少しの支援でも立ち上がれるに違いない。
私も、友人知人を通して、今回の出来事を伝えてゆきたい。報道されていない裏で、もっと多くの人々が苦しんでいるに違いない。
もちろん、自分の力で立ち上がる事はとても大切ですが、そうやって頑張ってる人の努力は評価されるべきだとも思っている。
格差をなくす事は出来なくても、人並み以下でも最低水準の生活を守りたい。その先に未来が見えるまで頑張って欲しい。
いつか、自分の子供達にも伝えたい「人に助けられる事は、決して恥ずかしい事でもなく、そこから本当の感謝の意味が分かるようになる」
寝る所もなく、明日の食事も心配する気持ちを、経験してきた私には、心痛む報道番組でした。改めて助けて頂いた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
支援できるチャンスがあれば、力不足の私の力で良ければ、少しだけの力を分けて、立ち上がるチャンスを共に歩みたい。